TWILIGHT FILE III 「クローズ・ユア・マインド」

 加藤 夏希、岸田 健作、小野 ヤスシ

美しい集落で人間の心が揺らぐドラマ。

◆インタビュアー「加藤さん、今回の役柄はいかがでしたか」
◆加藤「私が演じた小夜という役は、集落で暮らす鬱の女の子です。人間の心の微妙な部分、感情の部分で幸せをつかむ人とそうでない人がいると思うんですけど、私は亮と恋に落ちるんですが、最終的には彼を自分の世界に引きづりこんでしまうという矛盾を抱えた役です。でもそれだからこそ現実味があって、人間らしい役だなあと思いましたね」
◆インタビュアー「岸田さんはどうでしたか、ご自分の役をやられて」
◆岸田「ボクは放浪者の役なんです。だけど、そういう体験はないのでどうしようかと思ったんですが、台本を読んだら若いうちからドロップアウトして放浪者になったってことで、そのことにすごいインスパイアされました。

演技に関しては割と自由にさせてもらったので、自分の思いを込めながら演じることができました」
◆インタビュアー「小野さんは、いかがですか」
◆小野「ボクは今回のように若い方ばかりと芝居する機会があまりないので、なんかいいなあという感じでしたねえ」
◆インタビュアー「野上監督とやられていかがでしたか」
◆小野「監督がね、ゆっくりやってくださいっていうんですよね。ところがね、昔はフォルムがもったいないから、何ゆっくりやってんだって叱られたもんなんです。空間がこわいんですね。それでつい、感情を瞬間的に出したり、物思いを短い時間で済ますという癖になってるんです。そこが少し戸惑いましたかね」
◆インタビュアー「加藤さんから、この映画を見る方にメッセージなどありますか」
◆加藤「この作品は、コミュニケーションの難しさを描いてる作品だと思うんです。だから、何かにくじけ

そうになっている人や諦めかけている人にぜひ見てほしいですね」
◆岸田「和める場所だった集落に外の空気が入ってきて葛藤したあげく、壊れてしまう。そこがキモだと思います。見終わった時に何か残る作品になってくれたらいいと思います」
◆インタビュアー「この映画のここを見てほしいなどありますか、小野さん」
◆小野「ボクはわからないですね(笑)。もちろんつくる側にはあったとしても見る人は自由に見るものですから。それは見る人のものなんです。関係ないですけど、夜間のロケで撮影すると、こんな時に忘れ物したら大変だろうなあなんていつも思ってしまいますね。スタッフはいつも大変だなあって、もう何十年も思ってるんですけど」
◆インタビュアー「ありがとうございました」


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